
シャトー Moutte Blanc
マコー (メドック)のクリュ・アルティザン
シャトーMoutte Blancは、ボルドーの44“クリュ・アルティザン”のひとつです。マルゴーから南6kmに位置したマコーにあり、4,5ヘクタールを有しています。PatriceとOdile de Bortoli は3つのアペラシオン(ボルドー・シュペリユール、メドック、マルゴー)で7種類の素晴らしい名産ワインを作っています。
プティ・ヴェルドへの情熱
80年代の初め、Patrice de Bortoliの両親は引退後に1ヘクタールのブドウ栽培を始めました。ブドウ園を一新し、ケラーをリフォームし、バリック樽を購入しました。息子のPatriceは熱意を持って次第に事業を拡大し、 醸造学者のJacqeus Boissenotと出会います。
その後、ワインの賞やメダル、専門雑誌の記事などで広く知られるようになりました。1993年には”ガイド Hachette”で3つ星、最優秀生産者に送られる”Coup de Coeur”を受賞しました。
ワイン醸造家Patrice de Bortoliはブドウ品種プティ・ヴェルドに対して情熱を持っており、ボルドレーでほとんど姿を消したこの古いブドウ種の遺伝物質を収集し保存することを決心しました。
彼は、元となる様々なブドウ種を選定し、クローンを作り、その親ブドウ種の木のそばに新たに植えました。現在はこのシャトーのブドウ種全体の30%がプティ・ヴェルドとなっています。このブドウ種は非常に遅く成熟するため、通常の2倍も3倍もワイン醸造家のケアを必要とする困難な品種です。


すべてを手作業で
4,5ヘクタールで3つのアペラシオンが作られ、ブドウ品種(カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、プティ・ヴェルド)は部分的に混合されます。それぞれの3つの品種は個別にケアされ、熟した順に別々に全てを手摘みで収穫しています。
地下室では、各ブドウ種とパーセルが別々の瓶で醸造され、このシャトーのワインは全て12 から18ヶ月かけてバリック樽で作られます。Moutte Blancはボルドーのシャトーのひとつで、仕事量の多い“soutirage a l’esquive”を手掛けています。ポンプを使わずにバリック樽から直接優しくタップすることでろ過なしで瓶詰めされ、非常に純粋で綺麗なワインが出来上がります。
シャトー Moutte Blanc
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